オカルティックナイン第六話で、がもたん、りょーたす、みゅうポム、サライの4人がコトリバコを探しに行って、謎の少年と出会った場所が安命寺でしたね。
ちなみに、第五話の終盤で謎の少年と西園梨々花が会話をしていたのも安命寺です。
この安命寺の元ネタになっているのは「延命寺」というお寺です。
今回はこの延命寺についてご紹介していきたいと思います。
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安命寺はないけれど……
© Project OC9/Chiyo st.inc.
安命寺というお寺は存在しませんが、東京都の武蔵野市に「延命寺」というお寺があります。
作中で言っていた「毘沙門天」と「寿老人」を祀っているところから延命寺で間違いないと思います。
出典 武蔵野市観光機構
見比べてみると、作中に登場する安命寺と違い屋根のデザインは結構違いますね。
でも、石灯籠の配置、階段や手すりの構成、右脇にある掲示板など、レイアウトは同じ感じです。
地図で見て見ると、少し市街地からは外れて人通りが少なくなってきそうな場所にお寺は立っているようなので、実際に延命寺で夜にひっそりとコトリバコを作っていても、気づかれなさそうな感じですね。(だからと言って作っちゃいけませんよ)
普段は、お葬式などに使われる普通のお寺で、宿泊も可能だそうです。
宗派は真言宗智山派。
武蔵野吉祥七福神めぐりなどのイベントの時は毘沙門天と寿老人を祀っている場所なので、観光客もそれなりにやって来るようです。
第五話で出てきた毘沙門天
© Project OC9/Chiyo st.inc.
第五話で西園梨々花と謎の少年が石像越しに会話しているシーンがありましたね。
この場所も安命寺でのワンシーンであり、石像は毘沙門天でした。
こちらの毘沙門天の像も、延命寺で見ることが出来るようです。
出典 武蔵野観光機構
周辺に置かれているものなどのレイアウトは少し違いますが、像のデザインの雰囲気は同じ感じですよね。
作中の毘沙門像の左側にも、よく見ると塀があるしね。
近所にお住まいの方は、是非ここで「フランケンシュタインって……」と西園梨々花の真似をして意味深な事をつぶやいてみてはいかがでしょうか。
もちろん、警察に捕まらない程度でお願いしますよ。
武蔵野吉祥七福神めぐり
© Project OC9/Chiyo st.inc.
第六話でがもたんが吉祥寺付近の神社やお寺を調べていた時に、「吉祥寺七福神めぐり」というサイトに書かれているお寺の名前をみゅうポムが読み上げていく、というシーンがありました。
このシーンで使われたお寺は全て実在するお寺の名前をもじったものになっています。
- 井の頭辿財天⇒井の頭弁財天(大盛寺)
- 火継大社⇒杵築大社
- 安命寺⇒延命寺
- 大法仙寺⇒大法禅寺
- 武蔵野七幡宮⇒武蔵野八幡宮
- 大養寺⇒安養寺
という感じで、さすがに同じ名前にはできないので、変更されています。
ちなみに、神社の名前も2社ほど出ておりましたが……
- 極光神社⇒玉光神社
- 十枝神社⇒八枝神社
神社の方はこんな感じで変更されているようですね。
いずれも吉祥寺、武蔵野、三鷹近辺の神社や寺院のようです。
ちなみに、がもたんが開いていた「吉祥寺七福神めぐり」のサイトにも元ネタがあって、「武蔵野市吉祥七福神めぐり」という、毎年元旦に行われる行事の告知サイトが似たような感じになっています。
今年の元旦も行われるようなので、アニメ終了の余韻に浸りつつ、聖地巡りついでにイベントに参加しに行くというのも良いんじゃないかなと思います。
安命寺のコトリバコ
ちなみに、実際に延命寺にコトリバコが祀られている、とかそういう話は別にないみたいです。
西園梨々花の予言の同人誌通りに、謎の少年が安命寺でコトリバコを作りに来ただけって事っぽいです。
コトリバコが実際に置いてなくて良かったような、残念なような……複雑な心境です。
延命寺は普通のお寺!
毘沙門天と福禄寿を祀っていること以外は、特別な事は何もない普通のお寺です。
コトリバコが置いてあるとか、そういうことも無いようです。
作中に出てきたお寺や毘沙門像の元ネタになった場所ではあるので、お近くにお住まいの方は、休日に観光に行ってみるのも良いのではないかと思います。