オカルティックナインの作中で、がもたんがいつもカバンの中に入れて持ち歩いている、父親から譲り受けたラジオは「スカイセンサー」というらしいのですが、一体どんなものなのでしょうか?
シュタインズ・ゲートの時の「IBM5100」の時も、どういうモノなのかさっぱりわからなくて色々調べた記憶があるんですけど、今回も同じように気になっちゃってます。
気になっちゃったら、やっぱまとめていくしかないよね……ということで、スカイセンサーについて自分も勉強しながら、ご紹介していきたいと思います。
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スカイセンサーとは!
© Project OC9/Chiyo st.inc.
スカイセンサーはソニーの開発したポータブルラジオの事らしいです。
ポータブルって言えば、現代人的にはスマホサイズくらいの手軽な感じをイメージしてしまうと思うのですが、1970年代のポータブルの概念はそんなチャチなものではございません。
ぶっちゃけ、持ち運べれば当時はなんでもポータブルなのです。
手で持って運べれば、なんだってポータブルだしハンディだったのです。
がもたんがショルダーバッグに入れて持っていたものを見ればわかる通りで、スカイセンサーは結構大きかったですよね。
とまあ、大きさの話はこの辺にしておくとして。
スカイセンサーは一般家庭用のラジオとして、1970年に製造・販売され、AM放送とFM放送に加え、短波もキャッチできる機能も備えており、それまでの一般家庭用のラジオには無かった色々な機能がついているそうです。
BCLブームに便乗して大ヒット。
がもたんも言っていましたね、スカイセンサーは「BCLラジオ」であると。
BCLはブロードキャスティングリスニング(またはリスナーズ)の頭文字をとった略称であり、国外・国内問わず短波を使った放送を受信することです。
1970年代に小中学生の間で国外の短波放送を聞くことがブームとなり、BCLブームが起こります。
BCLブームに便乗して国内のラジオ局も短波放送の番組に力を入れはじめたり、国内家電メーカーが競ってBCLラジオを製造と販売を行なったりしていました。
スカイセンサーもBCLブームに便乗して作られた製品です。
BCLの対象になるのは、国際放送局だけではありません。
ローカル局や個人で運営しているようなマイナーな放送局まで色々です。
がもたんのスカイセンサーの声も、短波を利用して話しかけているのかもしれませんね。
がもたんのはスカイセンサー5900!!
作中でがもたんが使っているBCLラジオはスカイセンサー5900であると言われているようです。
1975年の10月に発売された、スカイセンサー5800の後継機です。
当時それまでのラジオは、受信したい放送局の周波数を手探りで選ばなければならないという不便さがあったそうです。
ですが、このスカイセンサー5900は、デジタルで周波数が表示されるラジオが存在していない時代に、マーカーとスプレッドダイヤルを使って、聞きたい番組の周波数を正確に読み取れる「待ち受け受信」ができる画期的なラジオで、当時はBCLラジオが好きな小中学生の子供たちにとって憧れのラジオのひとつだったそうです。
価格は27800円だったそうで、今でもオークションでは2万円以上の高値がついている場合も多いらしいです。
作中でスカイセンサー5900の持つ特性を利用した描写が出てくるかはわかりませんが、知る人ぞ知る有名なラジオであることは理解できました、なるほど。
オカルティックナインなら、「ダブルスーパーヘテロダイン」や「周波数直読」などの私を含めた初心者が理解するには難しいような機能を、説明も無しに平然と口にしそうな気もしています。
まー、でも今回でちょっと勉強したから、もしホントに用語として出てきても、ある程度はついていけそうな気はします、どんとこい超常現象。
まとめ
スカイセンサーとはソニーのBCLラジオのこと!
BCLラジオとは国内外問わず、短波放送を受信して聞くことが出来るラジオの事!!
がもたんのはスカイセンサー5900!!
「ダブルスーパーヘテロダイン」で高い感度で短波を受信でき、「周波数直読」で待ち受け受信ができちゃうすごい奴!!
価格は27800円!!
以上!!!