今と昔の並ぶ店。
店の前に重機と水車が並んでいるお店を発見。
雪対策のために置いてあるのか、ワザと置いてあるのかはわからない。
でも、景観にかかわる箇所に堂々と置いてあるのと、外に置きっぱなしでサビサビになっちゃってるところから見て、やっぱり置物なのかもしれない。
面白いね。
ほうとう鍋のお店らしいよ。
この、小作(こさく)というお店は「甲州ほうとう」のお店らしい。
甲州ほうとうというのは、禅僧の手によって中国から日本にもたらされた「饂飩(はくたく)・(はうたう)」を、武田信玄が野戦食として用いた料理が甲州地方に広く根付いたものだそうです。
ということで、長野の料理ではなく、山梨の郷土料理だよ。
小作はもともと山梨県甲府市でスタートしたお店で、現在9店舗。
この諏訪インター店は支店の一つってことらしい。
ご家庭のあったけえお味。
これだこれ、こういうのでいいんだよ、って感じの家庭的な味です。
岩手の実家で母がたまに作ってくれた「ひっつみ」のスープの味みたいだ。
味噌とかめんつゆとかをベースにしつつ、野菜や豚肉を煮込んでダシとったみたいな、そんな感じ。
カボチャの甘みが汁に溶けて、より優しい味わいを演出していますね。
ほうとうとの相性も抜群です。
うどんとかすいとんとか雑炊にも合いそうだなーって思ってメニュー見返したら、すいとんとおじやも注文できるっぽい。
甲州ほうとうと言えばカボチャってことらしくて、小豆ほうとう以外はどのほうとう鍋を頼んでもカボチャは入ってくるらしい。
僕が今回頼んだのは、2200円コースの南瓜ほうとうで、馬刺しと酢の物と漬物がついてくるやつでした。
3000円以上の割高メニューにはなるんだけど、熊肉とか猪肉とかスッポン肉とかのほうとうも作ってくれるらしい。
次来ることがあったら、熊肉ですいとんかおじやを頼みたいな。
僕個人としてはアタリのお店かなと思います。
ボリュームもそこそこで、とっても美味しかったですね。
馬刺し美味かった。
馬刺しも甲州名物の一つらしい。
かつて食べた馬刺しは臭みが若干あって、美味しいけど少し食べにくいなあって印象だったんで、ちょっと食べるの怖かったんだけど、今回は臭みなんか全然なかった。
馬肉って脂が少ないハズなのに、肉そのものに甘みがあって、柔らかくて舌触りの良いモノなんだなって感じました。
うんめぇ。
ニンニクやネギを添えて食べるとアクセントがついて、これはこれで美味い。
美味い!!
個人的には満足度の高い、良いお店でした。
ごちそうさまです。
そんな感じ。