「ヨード卵・光 味付け卵」をローソンで買ってきました。
パッケージが金色でギラギラしてて、見るからになんかすごそうだったので、試しに食べてみようかなあと思ったんですよね。
もともと私は味付け卵が大好きで、食べたことの無い味付け卵を見かけたらとりあえず買ってきちゃう人間なので、今回もそんな感じです。
ちなみに、味付け卵も好きなんですけど、ラーメン屋さんの煮卵巡りも好きです。
正直ラーメン食べるよりそっちの方がメインで行ってる時もあります。
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2種類あったから両方買ってきたよ!
どちらも「たまごの丸金」さんの商品です。
ホントは一個ずつ買ってこようと思ったんですけど、ヨード卵の方が2個入りしか置いてなかったので選ぶ余地がありませんでした。
パッケージがゴージャスなだけではなく、ヨード卵の方が値段も少し高いです。
高いとはいっても、どちらも2個入りが200円以内では買えます。
調べてみたらヨード卵の方は東北と関東限定販売らしい。
私はちょっと前まで金沢へ派遣社員として出張っていたのですが、そっちのローソンで見かけなかったのはそういう理由だったのかもしれませんね。
でも「新発売」って書いてあるから(2016年10月4日時点)
単純に最近発売されたから売られていなかっただけかも?
ちなみに、普通の味付け卵の方にはいつもお世話になっておりました。
金沢に住んでた頃の寮の近くにはローソンしかコンビニがなかったからね!
では、パッケージを開けてみましょう。
ヨード卵・光は赤玉らしい。
なんとなく普通のたまごの方が大きいような気もするけど、この辺は単純に個体差かな?
そもそもヨード卵ってなんだろう。
……パッケージを開けた直後にふと思ったのですが、
そもそも私はこのヨード卵・光について予備知識がほとんどありません。
せっかくなのでちょっと調べてみることにしました。
ヨード卵・光って何?
昔からCMなんかもやっていて、有名なたまごのブランドなのは知っているけれども、
正直なところ、いままでヨード卵がなんなのか気にしたこともありませんでした。
まー、人間ですものね。
興味のないところや気にも留めないようなところに視野が向くことはあまりないですよね。
と、いうわけで興味が湧いたこの瞬間を活かして見ることにしましょう。
「日本農産工業」のブランド商品だそうです。
日本農産工業は畜産用や水産用の飼料、鶏卵、ペットのエサなどの製造と販売をしている会社らしいです。
ヨード卵が販売開始になったのは1976年の8月からで、製品のコンセプトは「医食同源」。40年前から既にアンチエイジング時代を先読みしていたかのような商品です。
ヨードという成分を飼料に配合して、ニワトリに食べさせることで、
本来のたまごの栄養素に新たにヨードが加わるのだッ!ババァーン!!
……という事らしい。
で、ヨードってなんだろう。
ヨードって何?健康にいいの?
ヨードは海藻に含まれたミネラルの一種のことらしい。ヨウ素ともいう。
甲状腺ホルモンの生成には欠かせないものだそうで、甲状腺ホルモンっていうのは全身の細胞の代謝をよくしてくれるありがたい物質のことだそうです。
ヨードが足りなくなると知能障害や発育不全が起こり、ヨード欠乏症になるらしいけど、
日本人は基本的に魚や海藻を摂取する機会は非常に多いので、あんまり発症する人はいないみたいです。
逆にヨードを摂りすぎるとバゼドウ病などの甲状腺機能に関係するような病気の発症率が上がるので、健康に良いのは間違いないけど、食べすぎるとかえって毒になるというものらしい。
ちなみに0.05mg~0.15mg程度が人間が一日に必要とするヨードの量みたい。
上限は3mgらしいけども、目安と上限に開きがありすぎる気もする。
(追記*2010年に2.2mgに改定されたみたいです)
たとえ上限量を超えても、健康な人なら排泄によって超えた分はすぐに流れていったしまうみたいですが、慢性的に上限を超えるような摂取の仕方は控えた方が良いとのこと。
で、ヨード卵(可食部100gあたり)に含まれるヨードの量は1300㎍(マイクログラム)なので、1000㎍で1㎎だから、1.3mg。
一日の必須量は軽くオーバーしてるけど、耐用上限は超えてないよってレベルみたいです。
どんなに好きでも、毎日食べるのではなく、週に数回食べる程度がちょうどよいのかもしれませんね。(そんなこと知らずに2個食べちゃったけどね!)
ちなみにダントツでヨードが多い食材は昆布。
たった1gになんと、およそ3000㎍もヨードを含んでいます。
私は昆布巻きとか好きなので、ついついたくさん食べちゃってたんですけど、
今後は食べる量はちょっと気を付けようと思います。
……うん、昆布の話でヨード卵の話題から脱線しそうになってきたので、
ヨードの成分の話と昆布の話はこの辺りで終わりにします。
とりあえずヨード卵については、なんとなくわかりました。
それでは、ヨード卵の殻をむいてみましょうか。
ヨード卵が左で、普通の味付け卵が右です。
写真の色味もあるのでちょっと見ている人には伝わりにくいかもしれないけど、
若干ヨード卵の方が黄色いような気もします、これも個体差なのかな。
ヨード卵の方が殻をむくときに白身の部分に引っかかって向きにくかったので、
なんか仕上がりがボロボロになっちゃってます、へたくそで申し訳ねえ……。
向きにくいのは個体差なのか、元々そういう性質があるのか……どうなんだろ。
ヨード卵を食べてみた。あと、普通の方も。
ちょっと食べかけの写真は汚かったかもしれない、申し訳ない。
包丁で綺麗に切って断面にすればよかったかなあと今になって気がつきました。
ヨード卵の方が黄身がオレンジがかってて綺麗です。
で、食べてみた感想なんですけど、
黄身がしっとりとしていてなんていうかマイルドな感じ。
塩味はしっかりと効いていて、多分このくらいならあとから追加で塩を振りかけたり、マヨネーズで味に細工をする必要は無く、「単体で食べて普通においしい」というレベルだと思います。むしろこれ以上ブーストなんてしたら「調味料かけすぎぃ~」って気がする。
ただ、「ヨード卵だからこその味」みたいな特徴的な風味はあんまりないかな……。
「ヨード卵ならではのとろけるような甘み!」とかそんなようなわかりやすい特徴的な部分は無い気がしました。
いや、実際はあるのかもしれないですよ?
私を含め素人の舌では到底測る事の出来ないレベルの細かい違いは存在するのかもしれません。
けど、私個人はほかの味付け卵と比べても突出した味の差は感じませんでした。
ただ、塩加減もちょうどよくて、黄身がややしっとりしてるので食べていて口も乾かないし、食べやすいのは確かだと思うし、私個人は美味しいとも思います。
一方で普通の味付け卵の方は、黄身がモサモサしているし、味も人によっては薄味と感じる人もいるんじゃないかなって思う感じだったので、もし丸金さんの味付け卵を買うのならば、私ならヨード卵・光の方を少し高くても買うと思います。美味しいと思うから。
普通の味付け卵の方は単体で食べるっていうより、料理に使うと活きるような気もしますね。サラダとかサンドウィッチとか……いいんじゃないかな。
今回のまとめ
パッケージはギラギラしてかっこいいし目立つけども、実際食べてみると期待していたほどの突出した要素はなく、「普通に食べやすくておいしい味付け卵」でした。
味だけで言えば他のスーパーやコンビニにも同等のものがあると思います。
今回のヨード卵の他と違う秀でた点を挙げるとすれば、それは「ヨード」という体の代謝機能を向上させる大変ありがたい成分が含まれていることだと思います。
アンチエイジング思考の方にはそれなりに有意義な食べ物かもしれません。
まあでも、重ねて言いますが、ローソンで丸金さんの味付け卵がヨード卵と普通の物と2種類並んでいたとしたら、多少高くても私ならヨード卵を選びます。
なんか回収されてたらしい。
ローソンで販売していた、ヨード卵光の味付け卵ですが、どうもヨードの含有量が規定値に達していなかったものを出荷してしまったということで、商品が回収されていたらしいです。
どうも最近見かけなくなったなあと思っていたのですが、期間限定とかそういうことではなく、自主回収ってことだったみたいですね。
当時のレシートを捨てていなければ、返金もしてくれるらしいですよ?
ヨード卵光のマヨネーズなんかもあるらしい。
ヨード卵をゆで卵にするなら、ヨード卵光マヨネーズなんてのがあるみたいですよ?
- 酸味控えめで、マイルドな感じ。
- キューピーマヨネーズよりも濃厚な味わい。
- 濃厚ゆえに、くどくて合わない人もいる。
- 卵の風味が濃いマヨネーズをお探しならオススメ。
使った人の感想で多いのは「濃厚」「たまご風味が濃い」というのが多いようですね。
味の変化がわからなかった……という人もチラホラ。
話のネタにでも、と思ったら買って使ってみるのも良いかもしれませんね。