ロシア家庭料理が食べられる店に来てみました。
レシピを見ながらボルシチを何度か作ってみたことがあるのですが、僕が作るとなんか豚汁みたいな味に仕上がるんですよね。
本物のボルシチって、ほんとに豚汁みたいな味になるのか?と思っていました。
その答えがきっとここにあります。
何故ならここは、モノホンのロシア圏にいらっしゃった方が料理を作ってらっしゃるからです。
果たしてボルシチは豚汁なのか、その答えに迫っていきましょう。
ボルシチ一択だよ。
ボルシチの味を確かめに来たんだから、ボルシチを注文するに決まっています。
でも、胃袋とお金がたくさんあったら全部食べたかったです。
ロシアの味を根こそぎかみしめたかった。
メニュー写真の通り、映え目的やオシャレ要素を追加するようなアレンジなどはなく、ガチの家庭料理な感じです。
まさに僕の望む理想のラインナップ。
海外の家庭料理を食べるなら、本場の姿に限りなく近いものが食べたいので嬉しいですね。
ボルシチはコンソメスープに近い感じだった。
ターニャさんのボルシチは割とコンソメっぽい味がしますね。
実際コンソメを使っているのかもしれない。
ボルシチのレシピってスープ部分の味付けが固定されていないような感じになってまして、レシピによってはコンソメやブイヨンを使う場合もあるようなんですよね。
ワインビネガーを使ったり塩と胡椒だけで味を調えていたりと、本場のレシピとされる料理本を見てもその辺あいまいだった印象です。
なので地域やご家庭ごとに違うのかなーとも思うし、そもそも日本にない調味料をコンソメで代用しているのかもしれないし。
まあでも、現地の方がコンソメっぽい味わいで仕上げているのだから、多分方向性としてはこんな感じなんだろう。
なるほど。
ザワークラウトを溶かすと酸味が追加されて味の表情がかなりかわるのも面白いですね。
キャベツなど、ビーツ以外の野菜もたっぷり入っていて体によさそうな味がします。
ビーツってやや甘めのダイコンとかカブみたいな味がするんだよな。
美味しかったですけど、個人的には豚汁風味になってしまった自分のアレンジのほうが好みではあります(豚汁が好きなだけ)
とにかく、すげー勉強になりました。
ついでに頼んだピロシキもモチモチしてておいしかったです。
揚げパンみたいなイメージが強かったけど、今回食べたのはナンっぽい味と触感だったなー。
カリンカ・マリンカという名のスイーツ。
ロシアでは定番のスイーツとメニューに書かれていた気がするけど、検索してもそれらしい文献が全くでなかった。
カリンカというのはガマズミ属のカリーナという植物の愛称系で「ガマズミちゃん」とでも言うような感じらしい。
ガマズミという植物の白い花はロシアでは花嫁の象徴だそうです。
マリンカはエゾイチゴの愛称系で「エゾイチゴちゃん」らしい。
ガマズミとエゾイチゴを使ったスイーツなのかというとそうでもないようで、リンゴで囲んだアイスクリームの上に桃とベリーのジャムをかけたものって感じでした。
見た目がThe・家庭料理!って感じなのがすげーいいです。
僕が今回食べたかったのはこういうご家庭感溢れる温かみのあるやつです。
しかもこれ、うめーんだよな……あなどれん。
リンゴやジャムがアイスクリームと抜群に相性が良くてめっちゃうまい。
確か400円くらいだったと思うけど、満足感的には大分コスパ良かったな。
紅茶もあわせて頼めばよかったなあ……。
ドムウィチェクとは何者なのか
物販コーナーにドムウィチェクのお守りというものが展示されていました。
集合体で見るとちょっと不気味かもしれませんが、一つ一つはめっちゃ可愛かったです。
ドムウィチェクって何なんだろうなー、聞いたことないなーって思って調べてみたけど全然ヒットせず。
少し考え込んだ末、ピンと来たのですが恐らく「ドモヴォーイ」なのではと思いました。
ロシアの妖精で家の守り神みたいな存在なんですよね。
現地の発音に近い形にすると、ドムウィチェクなのでしょう。
何とも言えない顔をしていて超かわいい。
僕は好きです、これ。
ということで、僕個人は大満足で店を出ました。
大宮駅からだと西口出てから結構歩くんでやや遠いですが、次回も大宮でホテル合宿やるならぜひ再訪したいですねー。
次回はビーフストロガノフともう一品くらい行きましょう。
ロシアの家庭料理が食べれる店ってかなり少ないんで、気になったらぜひ行ってみてくださいませ。
お店は鉄道博物館の付近にありますよん。