苗木城跡の展望台を目指すよ。
今回はお引越し前の休暇もそろそろ終わりに差し掛かかり、引っ越し準備もひと段落してきたということで、苗木城跡観光にやってきてみました。
ぶっちゃけ自宅からここまで歩いてくるのにすでに片道30分以上かかっているわけなんですが、ここからさらに本格的な山登りを強いられることになりそうです。
1年8か月の肉体労働の成果が、今、とんでもなくしょうもないことで試されようとしています。
まあ、僕の人生そのものが割としょうもないし、お似合いといえばお似合いかもな。
どえらい山道……
一応ロープが木に結んであって、ロープをたどっていけば展望台までたどり着けるようにはしてくれてるんだけど……
舗装すらされていない山道が長々と続きます。
竹を切って通行しやすいように処理してくれてるのはありがたいんだけども、竹の株がそのまま残っていて、まさに竹槍トラップ的に突き出ている箇所も多く危険要素も豊富です。
アナザーならすっころんで頭からズブッと行っちまうよな。
遺跡っぽいオブジェを発見。
城跡に近づいてくると、石塔とか石垣の跡などのいかにも遺跡!って感じのワクワクするオブジェクトが目の前に現れ始めます。
山道のぼってきた甲斐が出て来たなあ。
いいね。
こういう石割って生えてきました的な木ってロマンあっていいよね。
あれが目的地の展望台か。
おおおおおお……!!
あれがゴールの展望台か。
素晴らしい絶景です。
遺跡感バリバリ染み出しちゃってますよ。
駄々漏れだわー。
石畳出てきたわ!
山道が終わって石畳の道が出てきました。
この辺から観光客とチラホラ遭遇し始めてきたんですけど、僕の歩いてきた山道を歩いてた人は一人もいなかったんですよね……。
たぶん、もっと楽な順路があったのだろうなと思われる。
まあでも、さっきの展望台と遺跡のコラボレーションは今歩いてきた山道からじゃないと取れないんで、苦労した価値はあったってもんです。
石垣の階段。
すごい。
かっこいい石垣と階段がある。
これって再現とかじゃなくて、もともとあった階段なのかな。
割と年期入ってる感じもするので、そのまま残ってたやつなのかもなあ。
だとしたらここまで綺麗に残ってるのはすごいですね。
石垣が素晴らしい。
石垣がめっちゃ綺麗に残ってて感動する。
青葉城跡に行った時も感動したけど、苗木城跡のは自然との一体化がより遺跡感を高めてる感じで、個人的にはこっちの石垣のほうが好きかもしれない。
青葉城は結構綺麗に観光客が歩きやすいようにしっかり舗装されちゃってるんですけど、こっちは逆に中途半端に舗装されてるおかげで遺跡っぽい景観が保たれているのかもね。
感謝しかない。
さっき通った矢倉跡の石垣と階段を上から見下ろせるの良いね。
展望台に到着。
展望台の骨組みむき出しな感じは、城跡の景観と相性良くてよいと思う。
手すりの向こう側まで骨組みが出しゃばってんのもいかつくてかっこいいよなー。
ちゃんとお城の代わりに存在感発揮してくれてると思う。
遠くから見てもでかいから結構目立ってたしね。
奥の方に見える鉄橋は、城跡を目指すために渡ってきた橋ですね。
なんだこの、漫画みたいな岩はよぉ。
この漫画みたいな岩は馬洗岩というらしい。
かつて苗木城が敵に攻められて水源を抑えられてしまった際に、この岩の上に馬を乗せて米で馬を洗い、まだまだ城には馬が洗えるほどの水が豊富に残っているように見せかけて敵を欺いたことからこの名がついたらしい。
この岩のてっぺんで馬を洗うとか、もはや違和感しか感じないのだけど、当時の人はちゃんと騙されてくれたんだろうか。
本当にその作戦はうまくいったんですかい旦那ァ?
井戸の跡とかある。
井戸の跡とか言うファンタジーな代物もありましたよ。
石で囲ってあってちゃんと井戸しとるわー。
何この……ファンタジーな小道ィー。
まばらな大きさの石床が置いてあって、その横に石を並べて組んだ水路があって……って言うめっちゃファンタジーな小道にでました。
でも段差が結構きつくて降りるの大変でした。
そして現実に引き戻される。
遺跡アドベンチャーも駐車場と歴史資料館の前に抜け出てしまい、とうとう終わりの時がやってきてしまいました。
まあでも結構隅々まで歩いて堪能できたし、満足です。
やっぱ楽な道あったんかい。
資料館側に回り込めば舗装されて歩きやすい道を通って城跡まで行けるようです。
道理であの険しい山道には誰一人いなかったはずだ。
でもまあ、いい運動にはなったんで結果オーライかなってことにしとこう。
来るか来ないか長々と悩んで、引っ越し直後になってようやく来たわけなんだけども、絶景をたくさん拝めたので本当に来てよかったなと思いました。
来ないまま引っ越してたら人生楽しいこと一つ分損してたわ。
とても満足です。
あと、思ったより息も上がらなかったんで、とりあえず1年8か月の肉体労働も無駄ではなかったようです。
そんな感じ。