先日、この道路で変死体が2つ上がった事件をご存じですか?
もちろん僕はご存じです。
パッと見た感じは傷一つない綺麗な死体が道路に二つ、3メートルほど間隔をあけて横たわっていたんです。
本当に奇妙な光景でしたね……。
まあ、モグラの死体の話なんですけどね。
地上でモグラを見かけるなんていつぶりだろうか。
とりあえず、道路わきに寄せてお花をお供えしておきました。
もぐらはなぜ死んだのか?
2匹のモグラには外敵に襲われたような傷跡は一切見つからなかったので、何者かによって殺されたという事は多分、無いと思うんですよね。
もぐらはほとんど目が見えない。
もぐらは進化の過程で視力のほとんどを失ってしまっていて、ほぼ目が見えないと言っても過言ではない状態らしい。
代わりに触角が発達していて、土から伝わる僅かな振動で餌となる動物の位置を把握することができるそうです。
鼻先にアイマー器官と言うのがあって、これが振動を敏感に感じ取ってくれる感覚器であるらしい。
聴覚もとても発達していて、こちらも振動を感じ取るのに大いに役に立っているそうです。
胃の中に食べ物が半日ないと餓死する。
もぐらは大食いな生き物で、一日当たり自分の体と同じ大きさくらいの餌を食べるらしい。
しかも、胃の中に食べ物が半日無い状態でいるとすぐに弱って餓死してしまうそうです。
もぐらは太陽の光で死ぬことはない。
もぐらが太陽の光で死ぬというのは迷信らしいです。
実際は太陽の光がほとんど見えていないみたいですよ。
何世代にもわたってトンネルを増築・改修・修理し続けながら使っている。
もぐらは泳ぐように土を掘って進んでいるのではなく、何世代にもわたって同じトンネルを使い続け、増築・改修・修理を繰り返しているらしい。
すでに堀った穴を再利用してスムーズに移動しているという感じなので、新たに穴を掘るとなるとそこそこ時間はかかるという事らしい。
縄張り争いに負けたもぐらは穴から追い出される。
縄張り争いに負けたもぐらが巣穴から追い出されることもあるらしい。
成体になったもぐらもメスの巣穴から追い出されるので地表に出て来るらしい。
縄張り争いに負けたもぐらが餓死したのかな。
深層は闇の中ではあるんですけども。
調べて分かったことから推測すると、縄張り争いや親離れの時期か何かで地表に出るしかなくなった2匹のモグラが地表をウロウロしているうちに餓死した。
……そんな感じだろうか。
まあ、外傷は無いんだから餓死っていうのは濃厚そうですけどね。
中津川は農作物がもぐらにあらされる被害が多いようなので、害獣駆除の薬剤などで巣穴からあぶり出されたのかもしれないよね。
っていうかそれが一番しっくりくるかもなあ。
薬剤で弱った体でウロウロしてたら道路に乗り上げちゃって、道路から抜け出せないまま餓死した……みたいな。
駆除剤とかであぶり出されたら複数のもぐらが一気に外に出てくることもあるのかもしれないよね。
ちなみに土や草などの上を移動する分には割とすばしっこく動けるようなのですが、アスファルトの上では材質が固すぎるせいなのか上手に歩けず、ヨチヨチ歩きになってしまうようです。
だから、うまく進めずにウロウロしているうちに衰弱してしまった可能性もゼロでは無いのかもしれない。
もぐらも色々大変なんだなあ。
2匹のもぐらには心からお悔やみ申し上げます。
以上、いなか暮らしホットニュースでした。