メインストーリー第三章「終末の荘園」考察メモ
第三章「終末の荘園」の大まかな流れはこんな感じ。
*今回も引き続き015号都市が戦場となっている。同じ都市内なのに、わざわざ輸送機で別拠点へ移動するような描写があったことから考えると、この015号都市というのは割と広大なロケーションで、侵蝕体もかなり広い範囲で分布しているという状況なんじゃないかなと思われますね。
①ルナが昇格ネットワークへの接続を希望する侵蝕体質の中から種子と呼ばれる存在を選別しているところから物語が始まる。
②グレイレイヴンが昇格者の消息が途絶えた地点であるという荘園博物館へ到着する。
③荘園博物館の防衛システムから攻撃を受けたグレイレイヴンに、昇格者を追跡中だったストライクホークのカムイが加勢する。
④荘園の執事を名乗る人物から秘匿回線で敷地から立ち去るようにと警告を受けるが、グレイレイブンとカムイはそれを無視して正門をクラッキングして突破するというルートで博物館へ侵入する。
⑤先遣小隊が到達したとされる中庭へ到着すると、既に交戦が始まっており、敵の中に苦刑の乙女をはるかに上回る強力な侵蝕体の反応があることをリーフが検知する。グレイレイブンは味方の信号が発信されている地点へと向かっていく。
⑥合流するために移動している途中で、侵蝕体と味方構造体との戦闘が終了したことをリーフが検知する。しかし、味方構造体に呼びかけても一切が反応が無い。状況を確認するためにグレイレイヴンは中庭を抜けて合流地点へと急ぐ。
⑦味方部隊と無事に合流し、味方構造体が本当に生存していて、侵蝕もされていないことも確認できた。しかし、何故か反応がない。グレイレイヴンは昇格者に何らかの改造を施されていると推測し、警戒態勢を維持したまま彼らに近づいていく。
⑧グレイレイヴンは昇格者ロランと接敵する。味方部隊はロランに全滅させられ、生きたまま改造されて爆弾にされていたのだった。残虐なやり方に激怒したカムイは、怒りに任せてロランに斬りかかる。
⑨ロランの目的はカムイに”種子”を植え付ける事であり、カムイが単身で接近してくることを狙っていた。まんまと罠にかかったカムイはパニシングを注入されて侵蝕されてしまう。
第3章 完
第三章を通じてわかったこと。
謎の少女型構造体はルナというらしい。
「お姉ちゃん」と言う特有の呼び方が共通していることや、少女型の構造体であることなどから、第三章の冒頭に登場している玉座に座ったルナと言う構造体が、第二章の謎の少女型構造体と同一人物であると思われます。
ルナ”様”などと呼ばれていることから、侵蝕体や昇格者の中ではかなり位の高い存在なのではないかと思われる。
ロランの行動理念?
機械、構造体、人類、パニシング、壊れてしまった世界の結末などに興味など無く、ルナを守り、ルナの望む結末を迎えられられればそれで充分である、という事らしい。
本音なのか建て前なのかは、いまのところ不明。
昇格ネットワークとは。
昇格ネットワークと言うのは、力を共有することのできるシステムのことらしい。
そのネットワークの中核メンバーのことを「昇格者」と呼ぶそうです。
昇格者は構造体の組成を熟知しており、各部位や搭載機能の破壊方法を把握している。
そして、構造体を特殊な侵蝕体に改造することも出来る、という事らしい。
昇格ネットワークに接続するには。
「昇格ネットワークのコアに入り、ルナの力を直接分けてほしいのなら、パニシングより残虐で、パニシングより強いという事を証明せよ。」
と、ロランが言っているわけなんだけども、要するにパニシングの破壊衝動に負けない強い意志力や、侵蝕体では到達しえないような圧倒的な戦闘力を持っていることが接続条件ってことなのかな?
スプレーマシンとか、昇格者側への勧誘を受けていましたし、そんな感じなのかもしれない。
「パニシングの主となることができる」ということも言っていたので、恐らく、そもそも侵蝕体と言うのはパニシングに取りつかれて操られているだけ、という存在なのだろうとも思える。
パニシングに従わされるのではなく、パニシングを従わせる存在になること。
これが昇格ネットワークへの接続条件である、という事なのかなって気もする。
荘園博物館について。
015号都市の地下鉄11番線の終点にある荘園博物館。
人類の黄金時代に環大西洋経済共同体に属していた、商界有力者のカッパーフィールド氏の私有地である。
生粋のバイオニックコレクターだった有力者が、趣味で集めたコレクションを展示して一般開放していた。
黄金時代には、あらゆる動物をバイオニック化して復元するのがブームだったという。
荘園博物館は免疫時代からパニシングの全面的な対策を行っており、「グレート・エスケープ作戦」の時の避難場所としても使われた。
と、いう事らしい。
黄金時代とか免疫時代とか、グレートエスケープ作戦とか、まだ詳しく説明されていないような単語がいっぱい出て来たなあ……。
カムイはルシアのことをしっている。
ストライクホークのカムイは入隊の時にルシアにあったことがあるらしい。
しかし、ルシアはカムイのことを覚えていないというか、知らないと言った風だったので、恐らく本当に”忘れている”というよりは”知らない”のではないかと思うんですよね。
カムイの知っているルシアは、別の機体、別の構造体だったのではないかと推測します。
だから意識海モデルは同じかもしれないけど、今のルシアではないルシアなのかなと。
ガブリエルはセージが嫌い。
ロランの話によると、ガブリエルはセージ・マキナの作品が大嫌いらしい。
ということはスプレーマシンとは仮に絡みがあったとしても仲良くはなれなかったという事か。
まとめ
第三章は昇格者の総大将的な存在であると思わしき「ルナ」が登場し、ロラン、ガブリエルの2人の昇格者を従えて侵蝕体の選別を行っている描写が描かれるなど、昇格者というモノがどんな存在であるのかという事に触れていくお話になっていました。
そして種子に選ばれたカムイ。
この種子というのがどういうモノなのか、ということについて触れていくのはまた次回以降のお話になりそうです。
ぶっちゃけあんまり話が進んでない感じ。
完全なつなぎ回って感じでした。
パーティー分断されたとこで「つづく」になっちゃったしね。