SPAMむすびなる珍妙な食べ物ありけり。
ファミリーマートに「SPAMむすび」という面白そうなおにぎりが売られていたので試しに買って来てみました。
230円という強気な価格のように見える金額ではありますが、そもそも具材であるSPAMが少々値段がお高いモノなので仕方ない気もする。
具材は玉子、ツナマヨ、スパムという構成になっているようです。
SPAMはアメリカだと1秒間に約3缶も売れているらしい。
スパムと言うのは1973年に誕生した、アメリカのホーメル・フーズ社が販売しているランチョンミートのことです。
ランチョンミートと言うのはソーセージの材料を腸詰めせずに型に詰めたもののことを言うらしいよ。
豚肉、砂糖、塩、水、少量のジャガイモでんぷん等で作られていて、フレッシュな発色を保つために、微量の亜硝酸ナトリウムが使っているそうです。亜硝酸ナトリウムと言うのは肉がグレーに変色するのを防ぐためのものらしい。
SPAMと言う名前は公募されて命名されたものらしく、名付け親はケンと言う人物だそうです。
アメリカで1秒に約3缶売れているという記述は見つけられなかったけど、公式の情報だと年間9千万個売れていて、累計70億個達成に王手がかかっている状態らしい。
ちなみにスパムメールの語源はこのSPAMからで、モンティ・パイソンと言うコメディアンのコントの中でこのSPAMを取り扱ったものがあるんだけども、それが元ネタになっていると言われています。
スパムメールの表記は「spam」と小文字で表記されており、本家の方は「SPAM」と大文字で書きます。
小文字で書くの商標的にも間違いらしいよ。
公式レシピにもスパムむすびは存在している。
ちょっと見た目が型崩れしてるのが気になるけど、まあしょうがないか。
海苔でしっかり固定されているわけでは無いので、ちょっとした衝撃で少しずつ形が崩れていったのでしょう。
ちなみにこのスパムむすびは公式のレシピに書かれているものと大体同じ作りのようです。
スパムむすびはハワイなどで親しまれている料理らしく、日系人の人たちが考案したものであるらしい。
レシピと違うのはツナマヨネーズが入っていることですね。
SPAMって独特な味するよね。
まあ、この組み合わせで不味くなるわけがないよな。
SPAMってなんていうか、厚切りハムっぽい味なんだけど、ハムともまたちょっと似て非なる独特な味がするんだよな。
公式情報だとSPAM製品には豚もも肉のハムと、その他の部位をミンチ上にしたポークが使われているらしい。
なるほど、ハムとミンチの合わせ技か。
確かにそんな気がしないでもない。
言われたからそんな気がしただけかもしれない。
ちょっと食べている間も型崩れしまくっていくので食べづらいのが難点だったけど、美味しかったです。
でもちょっと値段が高くてリピートするには向かないかもな。
ごちそうさまでした。