ボルシチというモノを作ってみたくてアマゾンに頼んでおいたビーツが届きました。
ビーツは近所のスーパーには売ってなかったんですよね。
っていうか、いままで住んだことのあるどの地域のスーパーにもビーツが置いてあった場所は一件もなかったと思う。
ロシアだと家庭料理に頻繁に使われる食材らしいんですけど、日本での地位はまだまだマイナー止まりということなのでしょう。
ビーツとは何者なのか。
カブの仲間だとずっと思っていたけど、どうやら違うらしいです。
カブに似た姿をしているけど、カブはアブラナ科で、ビーツはヒユ科という事らしく、似て非なるモノらしい。
一般的にはビーツと呼ばれているけど、テーブルビートやビートルートというのが本来の名前で、和名は火焔菜というそうです。
まずは火を通して柔らかくする。
ボルシチに使う場合は、火を通して柔らかくする必要があるので、とりあえず鍋に放り込みました。
赤い汁がいっぱいでてくる……。
菜箸が奥まで刺さるくらいまで柔らくなったんで、こんなもんで良いかなーと思って火を止めました。
ビーツから色が染み出てきて、ゆで汁が真っ赤です。
まだまだ赤い。
うおーすごい。
中までガッツリ赤い。
水洗いですぐ落ちるけども、触ると手も真っ赤になります。
衣類に染みちゃうと取るのが大変だと思うんで、ビーツを扱うときは汁が飛んで汚れてもいいような服にしとくのが賢明ですね。
酢と混ぜる。
ボルシチはボルシチでも、今回は冷たいボルシチ「スヴェコールニク」というのを作ろうと思っています。
ロシアでは夏の定番家庭料理として登場するらしいよ。
そんなわけで、刻んだビーツを酢につけます。
まな板も真っ赤になったし。
そうですよね。
手が真っ赤になるのだから、当然まな板も真っ赤になりますよね。
結構ベッタリと色がついてしまっていますが、意外にも洗えば9割くらいは綺麗になります。
でも、傷に入り込んだ分なんかはさすがに取り切れませんでした。
タマネギを刻み、生クリームとヨーグルトを入れる。
刻んだビーツとタマネギのマリネの中に、生クリームとヨーグルトで作ったサワークリームを入れて、塩・コショウで味を整え、冷蔵庫で冷やせばスヴェコールニク的なものは出来上がりになるらしい。
スープというよりドレッシング。
作っている時点で大体味の予想はついていたけど、おおむねマリネ液のような味です。
乳製品が混ざっているから、まろやかなマリネ液って感じ。
暖かいジャガイモや卵を用意して、スヴェコールニクと一緒に食べるというのがどうやら一般的らしい。
超ピンク色の冷製スープが出来た。
すげえ。
どピンクの冷製スープができあがりました。
甘そうに見えるけど、材料的には酸っぱい要素しかない。
冷たいボルシチって話だったので、スープのようなものになるのだとイメージしていたけど、どちらかというとスープというよりソースとかドレッシング的なポジションの方が似合いそうな味をしている気がする。
っていうかおおむねマリネ液の味です。
スープとしてではなく、サラダとかディップ用に少量ずつ使った方がいいかもしれない。
って考えると、たくさん作りすぎたな、と思う。
やっちまったなぁ。