鶏そぼろ弁当で時間を潰している間に開店時間がやってきたので、山形での最重要任務である芋煮と玉こんにゃくを食べるという目的を果たすために山形長屋酒場へやって来ました。
丁度よく開店直後のタイミングだったらしく、従業員の方が店先に出てきて開店の挨拶をするというパフォーマンスが行われているところでした。
スポンサーリンク
予約はしておいた方が良いかもね。
まぁ、飲み屋は大抵の場合予約しておいた方が安全かと思うのですが、こちらのお店も例にもれずそんな感じっぽい。
今回は席が空いてて運良く入れたけど、開店直後から予約いっぱいで入れないこともありそうな気配です。
油断しました。
お通しの値段がちょっと高め。
お通しは豚肉や大根の煮物と、鮭とばなどが出てきました。
どちらもなかなかに美味しかったと思うのですが、後からレシート見たら680円となかなかにお高めでした。
お高いとは言ったけど、固形燃料や炭火で温めて食べるという、わりと凝った演出のものがでてきたので楽しかったし、不満は特にありません。
単に会計の時、注文の合計金額よりも大分高い金額になってるなあ、と思ってレシート見たら犯人はお通しだったってだけ。
普段入る居酒屋だと300円前後でしたから、僕個人が目にしたお通しの金額の中では過去最高額だったからちょっと驚いた、という話なのです。
山形のだし豆腐というモノに挑む。
出汁でも山車でもない、”だし”らしい。
山形だしというのは夏野菜を夏野菜をみじん切りにして、白ダシや醤油で和えたものらしい。
入れる野菜は様々あるものの、キュウリ・ナス・みょうがなどが入っていることが割と多いとのこと。
今回のだし豆腐にはネギ・ミョウガ・オクラなんかも入っていると思われる。
個人的にはデフォルトの状態だと薄味に感じたので、少し醤油をたらして頂きました。
豆腐との相性も良く、美味しかったです。
玉こんにゃくいただきました。
今回のノルマの一つ、玉こんにゃくいただきました。
七輪できつね色になるまであぶって食べても美味しいと店員さんに助言を貰ったのでやってみたけど、あぶってもあぶらなくてもそんなに味は変わらないような……気もする。
僕の舌が繊細では無いから違いが判らんだけなのかもしれないけどね。
軽く醤油系のだしの味がしみこんだ、美味しい玉こんにゃくだったかと思います。
添えられてたカラシが箸先にチョコッとつけただけでもガツンと来る辛いヤツだったのが僕好みで大変よろしかったと思う。
芋煮もいただきました。
続いて芋煮もいただきました。
これで山形での目的は無事達成です。
ちなみに芋煮は村山地方・置賜地方・最上地方・庄内地方の4バージョンが用意されていて、使われている具材がそれぞれ微妙に違います。
今回はオーソドックスな芋煮と言えば村山地方ということらしいので、そちらをチョイスさせていただきました。
牛肉と里芋、ネギを使ったものだそうです。
牛肉が柔らかくて美味しかったと思う。
里芋の味が濃ゆい。
里芋の味が僕が知っている里芋の味よりも濃ゆい気がする。
独特の青臭さというか……そんな感じの味わいが良い意味でアクセントになっていて、肉厚でホクホクしている。
山形の里芋はみんなこんな感じなのか、それともこのお店で仕入れている里芋がたまたまこういう感じなのかはわからないですけど、今まで食べた里芋とちょっと違う感じで面白かったね。
〆には味噌汁も出る。
〆には具なしの味噌汁を出してくれました。
良い感じに口の中の余韻をスッキリと整理してくれます。
割と楽しめました。
芋煮も玉こんにゃくも食べられたし、料理はどれも美味しかったので満足です。
途中、花笠を渡されて「やっしょーまかしょーしゃんしゃんしゃん」の掛け声と共にポーズを決めながら花笠人形と一緒に写真を撮るという謎の緊急イベントも発生したりして、それはそれで面白かったです。
今回は見れなかったけど、花笠踊りを店内で見ることも出来るらしい。
強いて言えば頼んでいた冷やしラーメンが混雑のせいかなかなか出てこなかったので、電車時間の都合上キャンセルせざるを得なかったことが残念というか無念というか、そんな感じです。
あ、そうそう。
店を出る時に入り口で切り火もしてくれます。
アニメ版鬼滅の刃をこないだまで見ていた僕は、炭次郎たちが宿を出る時に切り火をしてもらっているシーンが思い浮かんでくるよね。
では、次なる目的地へ。
目的はしっかり達成することが出来たので、気持ちよく次の目的地へ向かえそうです。
次は奥羽本線で山形から横手へ向かいます。