いかめしを食べに烹鱗さんに立ち寄る。
新幹線に揺られてやってまいりましたのは八戸駅。
実家に帰るためのルートはいくつかあったのですが、Yahoo交通案内の導きによると八戸からのルートが一番安くて速いという計算でしたので、今回は八戸ルートをチョイスさせていただきました。
しかしまあ、この辺は小さいころからよく連れてきてもらっていたエリア上にある場所でして、何があるか大体把握しているため解りきったことではありましたが……
駅周辺、マジで何もねぇな。
昔よりもお店の数が減ってさらに綺麗になってますねー。
八戸駅は立派なのに、周りが大分閑散としているのはさみしいね!
一応飲み屋さんは駅前に数件ございまして、夜からなら多少賑わうこともあるのかもしれないのですが、僕はそもそも酒を飲まないのでそういった店は無縁だったりする。
さびれているとかの話は置いておくとして、ひとまず食事もせずにギッチギチの移動スケジュールでここまで来たので何か食べたいなーと思ったんですよね。
グーグルマップで探してみたんですけど、どうやらこの近辺は月曜日を定休日としているお店が多いらしく、トランク片手に歩いて行けそうなのは駅の中にあるお店くらいなものらしい。
ということで、烹鱗さんでいかめしを食べたいと思います。
メニュー用のタッチパネルが遠い。
お席について注文をどうぞ、と説明を受けて席に座ったもののメニューらしいものは置いておらず困惑しました。
周囲を見渡すと奥のほう、席の後ろ側に充電中のタッチパネル端末を発見。
このタッチパネルで注文するということで正解だったのですが、設置場所がかなり斬新だなあと思いました。
というか、席の後ろに置いてあるとそもそもこれを使っていいのか?ってことから頭を捻ってしまうんだよなぁ。
まー、カラオケ店とかならこういうレイアウトも多いから自然に手に取れるかも?
個人的オススメ度:★★★(普通に美味しい)
「八戸ラーメンといかめしのセット」を頼んでみました。
せんべい汁のセットと悩んだけど、久々に八戸ラーメンを食べてみたいなという気持ちが勝ちました。
八戸ラーメンとは?
八戸ラーメンの特徴は
・スープに親鶏ガラと長ネギ・ニンニクなどの地元食材をふんだんに使い、煮干しで出汁をとる。
・特製の醸造醤油で仕上げ、あっさりと煮干しの風味が漂う、どこか懐かしい味。
・麺は手もみの細縮れ麺。
・トッピングはシンプルなネギ・チャーシュー・メンマの組み合わせ。
という感じらしく、明確なルールがある模様です。
いかめしは八戸発祥じゃないっぽい。
いかめしはもともと北海道渡島地方発祥の郷土料理らしいです。
まーでも、八戸でもメニューとして提供しているお店は多いですね。
あっさりマイルドな醤油味で始まり煮干しの風味で抜けていく味。
八戸ラーメンのほうはウィキペディアの特徴に書かれている通りの印象で、鶏ガラの醤油スープの味わいの後に煮干しの風味が抜けていく感じですね。
全体的にあっさりめで、甘みを感じる優しい醤油味。
僕の子供のころに食べていた大衆食堂のラーメンは、割とこの味付けのラーメンも多かったんで、「どこか懐かしい」というか「ちゃんと懐かしい」味です。
実際に食べていたわけですからね。
いかめしのほうは、ちょっとイカの風味が薄口すぎるかなーって気もしなくはないのですが、あまり濃いとエグくなるんで食べやすいのはこんなもんかなと思います。
僕はちょっと生臭さが残るワイルドな作りの方が好みです。
という感じで、美味しかったです。
美味しかったよりも、懐かしさが勝る感じだったかも。
そうそう、こういうのでいいんだよって味。