先日、巻き爪矯正のためにペディグラスを取り付けてもらいに中津川まで行った時、ルビットタウンの入り口付近で「スリラチャ」と言う謎の商品を売る自販機を発見しました。
600円という微妙にお高い値段設定で売られていたのですが、面白そうだったので1本買ってみました。
怪しい筒に入っている。
自販機から出て来たスリラチャなるものは、筒状の容器で保護されていました。
手作業感あふれる雑に貼られた黒いテープに「本当に口に入れて大丈夫な品物なのか?」と一瞬不安がこみあがったりもしましたが、商業施設からわざわざ許可貰ってまで置いた自販機から変なモノ出してくるってことも無かろうと、信じる心で開封していきました。
スリラチャとは。
スリラチャと言うのは、海外で走らないものがいないほど有名なホットソース、という事らしい。
アメリカの飲食店ではよく各テーブルに常備されているらしい。
辛さに加えてニンニクの酸味や甘みなどの料理を引き立てる旨味も備えた、一度味わえば癖になる程常習性のある万能ホットソースだそうです。
んで、この「スリラチャの赤備え」は岐阜県羽島市にある株式会社スリラチャさんが、それを日本仕様に保存料・化学調味料・着色料無しで調整したものらしいです。
戦国時代に無謀にも目立つ赤い甲冑を着て敵陣へ切り込んだ勇猛な武士達のように、日本の新たなメジャー調味料として食卓や厨房へと切り込んで行きたいという思いを込めて「スリラチャの赤備え」という名前にしたそうです。
ちなみにスリラチャ、シラチャー、スリラッチャ、スリラチャ……などなど、カタカナ表記の場合の呼び方は何パターンかあるらしいよ。
とりあえず食べる前にかければいいモノらしい。
パン系でもご飯系でも麺系でも、肉でも魚でも野菜でも、とりあえず食べる前にかけて食べて見てくれよなってことらしい。
タバスコみたいなもんなのかな。
とりあえずたこ焼きにかけて食べてみる。
バローで買って来たたこ焼きにスリラチャをかけてみました。
バローのたこ焼きは冷めていてももっちり感とトロッと感が割と維持されているので、レンチンすらもめんどくさい時には丁度良い逸品です。
スリラチャをかけたことで、辛味のアクセントがついて、いつものバローたこ焼きとはちょっと違う楽しさが付与されてる感じですね。
辛味の程度としては「ピリ辛ちょい上」って感じです。
舌が軽くヒリつく程度の辛さ。
んで、唐辛子の辛みとニンニクの酸味が先に来て、ニンニクの甘みが後から追ってくる感じ。
タバスコって言うより、使われ方としてはラー油とかの立ち位置の方が近いかもしれない。
確かに何の料理に入れてもそこそこ合いそうな味です。
ちょっとそのままペロッと舐めるには味気が薄すぎるので、何かの料理にかけたり混ぜたりすることが前提かもなとも思いました。
なので、これ単体で美味いものではなく、あくまで組み合わせることで真価を発揮するものです。
つまり、普通に調味料です。
常習性には個人差があると思う。
カツ丼にもかけて食べてみましたが、これもわりと悪くないです。
ちゃんと味付されている料理に、チョイ足し調味料と言うスタンスで使うってのが正解なのかもな。
塩とか味噌とかマヨネーズとかケチャップとかソースとか、ベースにはハッキリした味の調味料を使った方が良いと思います。
気軽に使える良い調味料だと思うけど、常習性のある悪魔的なものかと言うと……個人的にはNO。
でも、気が向いたらリピートは全然アリです。
何でも辛くして食べたい人にはすげー良いと思うよぉぉぉ。
値段がちょっとお高い。
辛味のアクセントをつけるにはなかなか良いモノだと思うんだけども。
前述した通り、240gで600円って言う割高価格なのでちょっと手が出しづらい。
楽天で購入すると735円するので、さらにお高い。
……って思ったんだけども、調べて見たらタバスコも150mlで500円くらいするらしいので、そこまで高いわけでも無い気もしてくる。
ラー油とかもこだわると値段ハネ上がるしね……。
パルメザンチーズとかも安くは無いしなぁ。
チョイ足し系の調味料はそういうモノなのかもしれないですね。
そんな感じ。