年季の入った長野駅のホームの中で、小綺麗な赤と黒の目立つカラーリングをした立ち食いそば屋を見つけました。
裾花郷というらしい。
病的なまでにウサギの切手が張り巡らされている。
中はびっしりとウサギの切手がとくに凝ったレイアウトも何もなくひたすらに張り巡らされていて、若干狂気を感じます。
僕個人としては独特な感性がほとばしっていて大変面白いと思いましたが、集合体恐怖症の人なんかが来たら卒倒するかもね。
うさぎ追いしかの山
壁面がうさぎの切手一色なのは、「ふるさと」の作詞者が飯山線沿線の長野県中野市出身で、その飯山線のホームにこの店が立っているからという事らしい。
壁に貼られているうさぎの切手は全部で2万2千枚。
昭和26年の初出モノにこだわったので予算的にすべての壁に網羅することが出来なかったそうです。
ほかにも色々書いてあるけど、とりあえず「ふるさと」の歌詞に引っ掛けただけではなく、普通にうさぎが好きなのだろうと思う。
僕も大好きです、飼うなら何度だってうさぎです。
信州鹿肉そばと、鹿肉入りおやき。
鹿肉を使った蕎麦とおやきは今のところ見かけたことが無かったので、面白いなーと思って頼んでみました。
そばに使われている鹿肉はかなーり微量で、具材のほとんどは山菜ですね。
肉が少なすぎるのと、細切れ過ぎるのとで風味がスープや山菜の味に殺されてしまっている感が強いかも。
全体としては普通に美味しい山菜かけそばなんですがねー。
鹿肉の味はあんまりしなかったな、ってとこだけ残念。
おやきの方も味噌の風味が強いかな。
おやきの方も味噌の風味で鹿肉の味がよくわからん感じになってしまっていますね。
こちらも味噌味のおやきとしては全然美味しいので、食べる分には何も問題は無いのですが、鹿肉の風味やクセは少し残しておいてほしかったかもしれない。
追記:2020年11月30日(月)で閉店だったらしい。
長野駅に行った時にまた再訪することもあるだろうと思ってたら、11月30日で閉店になるという事らしい。
食べログのレビューを見ていて知りました。
改めて鹿肉おやきの肉の味を口の中で引き出すためにリベンジしようと思っていたのでちょっと残念です。
うさぎの壁面もただの一度で見納めになってしまいました。