実に6年ぶりの横須賀中央である。
旅行3日目の目的地は横須賀です。
ここに降り立った理由は「横須賀海軍カレーを食べる」「TUNAMIの大統領バーガーを食べる」という前回果たせなかった2大リベンジに挑戦することと、「猿島を探検する」という新たに追加された目標を果たすためでございます。
本当は新杉田で「杉田家の家系ラーメンを食べる」というミッションもあったのですが、土曜日まで長期休業ということらしく、今回は達成不可能でした。
ですので、杉田家に関しては次回に持ち越し、ということにさせていただきます。
横須賀中央はアズールレーン横須賀スタンプラリーで来て以来ですので、約6年ぶりの再訪ということになりますね。
駅からの景色はあんまり変わってないように思う。
駅出てすぐ左に観光案内所があって、右手の階段を降りてすぐに若松マーケット。
若松マーケットのゲートのすぐ近くにマクドナルドがあるのもお変わりない。
正面進むとサックスを持った半裸のおじさん……これも健在。
うん、割と覚えてる。
割と覚えてますよ。
どぶ板通りも三笠商店街も、三笠記念公園も、かつて言った場所は地図アプリ無くてもだいたい行けました。
アズレンスタンプラリーって、僕にとっては楽しかったかけがえのない思い出の一つだもんな。
一回しか来たことなかったとしても、大事な思い出をそう簡単に手放すもんかよ。
半裸のおじさん像にこんにちは!
駅出てすぐに目に飛び込んでくるこの半裸のおじさん、何とも言えないオーラを纏ってて僕は好きなんだよな。
駅前に銅像が立ってるパターンは結構あると思うんですけど、僕が見てきた駅前の銅像の中では大宮の「こりすのトトちゃん」と同格くらいで好きです。
つまり、めっちゃ好き。
なんていうんだろう……言語化が難しい。
こう……何とも言えないオーラを感じるんだよな。
シーズンオフの平日は快適に歩けました。
6年前に来たときは横須賀アズレンスタンプラリーで横須賀中央一帯がめちゃくちゃ賑わっていて、コラボメニュー目当ての指揮官たちがコラボ実施店舗に列をなしていたり、グッズや缶バッチを求めていろんなお店を駆け回っている指揮官の群れがいたりして、混沌としていたのを覚えています。
今回は平日の午前中かつ、シーズンオフということもあってさすがにガランガランな感じでした。
まあ、特に何もない日だし、こんなもんだよね。
三笠記念公園から猿島を目指す。
三笠記念公園に入ってすぐのところにある、猿島行きのフェリー乗り場にやってきました。
ここで猿島行きのチケットを2000円(入島料500円、往復運賃1500円)で購入して、出発時刻に乗り場に並ぶという流れになります。
フェリーはは9時30から17時30分まで、1時間おきにここに戻ってきます。
注意しないといけないポイントとしては、定員オーバーになるとその便には乗れなくなる、ということです。
臨時便を出す場合もある、とは説明書きに書かれていたけど、多分30分くらいは追加で待つことになるんだろうし、最悪1時間後の次の便に回されることもあるんじゃないかなとも思いますので、10分くらい前には乗り場に並んでおくのがおススメです。
僕が乗った時も最後尾の人たちは定員オーバーで次の便に回されていましたので、観光シーズン真っ只中なんかだと2~3便待たされることも覚悟した方がいいのかもしれないね。
フェリーは二階席がマジでおススメ。
1階にある屋内席にはエアコンが完備されていて、甲板席よりも涼しいのですが、窓から見える景色があんまり面白くないので、写真を撮ったり、海風を楽しんだり、海の迫力を肌で感じたいなら2階の甲板席が圧倒的におすすめです。
ちなみに、帰りの便では試しに屋内席に乗ってみたのですが、猛暑を避けるために屋内席に人が殺到して室内の温度が上がっちゃって室温が上がってしまう、という本末転倒な状態になっていました。
なので、下手すると甲板席で風を体に受けた方が涼しいかもしれないです。
というわけで、いろんな意味で2階の甲板席を推奨させていただきます。
猿島までの移動時間はわずか10分程度と短めですが、RPGやサバイバルゲームとかで孤島や無人島に船で移動するシーン、みたいなのをリアルで味わうことができて結構感動しました。
猿島の形状がモロに「The☆無人島!」って感じの見た目なのがまた良い。
そそるぜ。
無人島ホラーが始まりそうな桟橋やリゾート風景が素敵
船から見える景色の時点ですでに絶景です。
無人島ホラーに出てきそうな趣の桟橋や、海岸のリゾート風景が広がっててドキドキします。
曇り空だったら完璧でしたね。
桟橋を渡ってすぐの場所には案内所やトイレ、お土産売り場、資料館などが設置されています。
事前予約が必要みたいですが、BBQセットのレンタルや食材の予約も行っていて、ビーチでバーベキューパーティを楽しむことも可能なようです。
釣り具のレンタルなども行っていて、釣りを楽しむことも可能ですが、潮干狩りは禁止だそうです。
軽食コーナーや自販機もあるので、お腹がすいたり、のどが渇いたりした場合も安心ですね。
ちなみにこの島は18時30分の最終便以降は立ち入り禁止となり、条例に基づいて島内に残ることも禁止となっておりますのでご注意ください。
確実に怒られるし、最悪罰金を取られたり、警察のご厄介になったりもすると思いますので、可能なら最終便よりも早い時間に引き上げることをおススメします。
金でガイドを雇える。
パラソル付きの席もあるし、寝そべれそうな場所もあるし、涼しい屋内席もあるし、ひとまずここでのんびりしていきました。
管理棟の二回に島内のほぼすべての名所を説明付きで案内してくれるガイドツアーを600円で頼めるらしく、猿島初心者の僕は迷うことなく600円を握りしめ、その金でガイドを雇いました。
結論から言うと、この島に関する面白いうんちくを1時間かけて丁寧に説明してくれるのでめちゃくちゃよかったです。
あと、火薬庫や兵舎などの鍵がかかった一部のエリアにも立ち入りできるので、フルで猿島を探検したいならガイドツアーは必須だと思います。
島のバックボーンを理解したうえで島内を散策する方が絶対楽しいだろ!と思っていたので、ありがたかったです。
たくさんの兵隊さんが人力で掘りぬいた要塞はただただすごかった。
猿島の軍事施設はたくさんの兵隊さんが力技で山を切り崩して作ったらしいです。
現代のような最先端の土木機械などもなかった時代の話なので、背丈の何倍もある高さの山を人力で掘りぬいて、基礎を築き、煉瓦やコンクリートを敷き詰めていったわけです。
フランドル積みの煉瓦建築物は初期に作られたもので、イギリス積みの煉瓦建築物は後々に作られたものであるとか、終戦直後の予算も時間もない状況で作られたコンクリート建築物には砕いた貝殻や砂が混ぜ込んであって、白い粒がまじっていたりする、とか。
何も知らん状態で見ても圧巻ですが、教えてもらった後に改めて見返すとさらに感動できます。
ちなみに猿島はコスプレイヤーさんも結構撮影に来るらしいです。
商用じゃない場合は好きにとってもOKらしいのですが、商用利用する場合は横須賀市の許可が必要になるので、お役所で手続きが必要になるらしいです。
撮影会などをする際は、一度市に確認を取るなどして、ルールはちゃんと守りましょう。
今度は涼しくなったタイミングを狙って猿島を楽しみに来たいところです。
いやぁ、楽しかったですね。
ここまできれいに残っている軍事施設の遺跡に入るのは初めてなので、感動も大きいですね。
広さ的には江の島よりもさらにコンパクトなので、1週回るのにはそれほど時間はかかりませんでしたが、じっくり見たい場所がいっぱいあったのでそれなりに滞在して楽しんできました。
猛暑で集中力や体力が削がれてしまっていたことが非常にストレスだったので、次回来るなら夏は避けたいところですね。
横須賀海軍カレーも食べたし。
大統領バーガーも食べたし。
猿島で探検もできて、3日目も満足な旅でした。
最終日は電車などは使用せず、横浜近辺を散策してのんびりしようかなと思います。