蕎麦処ささくらでおしぼりそばというものを体験してみたい。
辛味大根のしぼり汁に信州味噌を溶かしたものをそばつゆとして使うざるそばのことを「おしぼりそば」というらしいです。
県外不出の秘密の味と言われている未知のメニューがここで食べられると聞いて、今回はやってまいりました。
あと、蕎麦の実コロッケなるものも美味しいらしいので、そちらも可能なら食べたいところです。
食券を買ってから名簿に名前を記入しよう。
お昼時というのもあったのでしょうけど、結構な混み具合でございました。
平日で周辺のスポットはあまり人がいなかったと思うのですが、ささくらさんには人だかりができていました。
名簿に名前を記入してから、大体30分くらいは待ったかなって感じです。
入り口で食券を買ってから名簿に名前を記入するというシステムになっているのですが、説明書きに気付かずに前に並んでいる人の見よう見まねで立ち回った結果、名簿に記入してから食券を買うという暴挙を働いてしまいましたが、特にお咎めはありませんでした。
食券購入と名簿記入を済ませて外に出てから、入り口前に置かれたイスの背もたれにルールが書かれているということに気づきました。
やっちまったなぁ。
独特の食感と味わいの蕎麦の実コロッケ。
外は厚めに揚がっていてカリカリのサクサク、中はトロみのあるミチャァ……っとした独特で面白い食感の蕎麦の実コロッケ。
わさび醤油で食べるのがおススメらしいので、そのようにいたしました。
ほんのり蕎麦っぽい香りのする薄口の優しい味わいの何か……って感じだ。
例えるなら……なんだろう。
蕎麦っぽい香りがするとは思うんだけど、蕎麦の味です!って感じでもないんだよなあ。
悔しいけど、ちょっと僕のボキャブラリーではこの味を正確に伝えることはちょっと難しいかも。
ただまあ、美味しいと思いました。
おしぼり蕎麦の食べ方マニュアル助かります。
おしぼりそばはからみ大根と薬味、信州味噌が個別に出てくるので、お好みの量をしぼり汁の中に入れて味を調節してください、ということらしい。
食べたことのない未知の料理だったので、マニュアルがあるのは非常に助かりますねえ。
大根のおろし汁に味噌を混ぜて食べるかなり独特の食べ方だった。
個人的にはおろし汁とワサビ、ネギ、味噌だけで食べ進めるのはちょっとキツいなって思う味でした。
思ってたよりハイレベルな食べ方でした。
大根おろしは大好きなんで、別にからみ汁の味そのものに苦手意識は全くないんです。
蕎麦にからめるには薄味すぎてしんどいなって思ったんですよね。
試しにテーブルに置いてあった醤油を足してあげたらちょうどいい塩梅になりました。
そば湯を混ぜてスープとして飲んでも美味しかったんで、この調整で間違いなかったと思う。
くるみダレもこのお店のおススメということだったので、別途100円で追加注文してみたんですけど、柔らかくてほどよい甘さの美味しいつけダレでした。
ただ、ミチャア……っとした質感でそばに絡ませづらかったんで、そこに幾分使いにくさを感じたりはしてしまいました。
もしかしたらタレの使い方を僕が間違っていただけのような気がしないでもない。
普通のめんつゆも追加で頼んで試せばよかったなーって店を出てから思いました。
スタンダードな味というのも確かめるべきだった。
まー、機会があればまた来ましょうか。
おしぼり蕎麦を食べる、という貴重な体験をさせていただきました。
美味しかったです、ごちそうさまでした。