アパホテルを後にしてやってきたのは青森魚菜センター。
要はいろいろな魚屋さんが軒を連ねる魚菜市場なのですが、僕はここにのっけ丼というモノを食べに来ました。
市場内を回って好きな具材を選び、渡されたどんぶりの中に盛り付けて食べるという趣向らしいんですよ。
なんだか聞くだに楽しそうじゃないですか。
入り口からは空いているように見えるんだけど……。
入り口の付近にはそれほどお客さんも見えなかったので、空いてんのかなーと思ったんだけどそんなことは無かったです。
中は人がごった返していて活気にあふれており、しっかりと盛況でございました。
まずは入り口でチケットを買うところから始めましょう。
具材と交換するチケット「のっけ丼食事券」を入り口で買うところからのっけ丼作りはスタートします。
チケット1枚につき具材一個というわけでは無く、具材によっては2枚、3枚と複数枚必要なモノもあります。
ざっと歩いて見た感じ、今回一番高かったのは牛ステーキの7枚だったかなとおもう。
チケットは5枚で750円、10枚で1500を1セットとして購入可能で、足りない場合は追加購入も可能です。
どんぶりご飯も無料サービスではなく、並盛1枚、大盛2枚となっているので、スタート時点で強制的に1~2枚を消費することになります。
750円で5枚つづりを買いました。
4つも具材をのせればそれなりの丼が作れるだろうと思って5枚つづりを選びました。
しかし、この選択は後に間違いだらけの素人判断であったと深く痛感することになるのです。
具材選びはかなり奥が深い。
具材選びはかなり奥深い仕様となっていました。
店によって同じ具材でも具の量や消費するチケット枚数が違ったりするのです。
まぐろたたき一つとっても、チケット1枚で交換してくれるお店もあれば2枚必要なお店もある。
2枚必要なお店よりも1枚で交換できるお店の方が具の量が倍も違っていたりもする。
ネギがのってネギトロにしてくれているお店もあれば、ネギのないお店もあるし、マグロの刺身と抱き合わせにしているお店もある。
全てのお店を回って、自分にとって最良の選択肢を選ぶために、頭をフル回転させなくてはならんのです。
……楽しい。
メチャクチャ楽しい。
どんぶりの具材ではなく、総菜や汁物を選ぶという選択肢だってある。
汁物もアサリ、カニ、ワカメなど、バリエーションがいくつか用意されていて、どれにしようか迷います。
ちなみにある程度交渉の余地というのを設けているお店もあるらしく、おまけをつけてくれる場合もあるようですよ。
750円じゃ圧倒的に足りなかった。
ご飯とカニ汁で2枚、まぐろたたきとサーモンの刺身、あん肝で3枚で計5枚です。
厚焼き玉子はあん肝のおまけでついてきました。
食べたかった気になる具材はまだまだあったし、丼の密度はスカスカだし、チケット5枚じゃ全く足りない……。
ぶっちゃけ10枚あってもまだまだ足りない気がする。
15……いや、20枚は欲しいかもしれない。
それでも3000円なのだから、思い切ってパーッと買っちゃえば良かった。
……そう思わせてくれるくらいにまず、ご飯が美味かったんです。
ご飯が美味いから、元々美味しい具材がさらに引き立っていたと思うんだ。
クッソー、最初から分かってたら悩むことなく3000円くらいは喜んで突っ込んでましたわー。
いやー、これはなんていうか……悔しいよね。
青森に寄ることが再びあるのだとしたら、僕はまたリベンジしに来ます。
3000円と言わず、今度は5000円くらいは握りしめて来たいね。
楽しかったし、美味しかったし、僕好みの素晴らしいベストプレイスだよ、ここは。
次は味噌バターカレー牛乳ラーメンを目指す。
次は前日ラストオーダーに間に合わずに、行き損ねてしまった味噌バターカレー牛乳ラーメンを食べるべく、再び味の札幌へ向かいます。
今回の旅の最後のミッションになります。
本当はこの魚菜センターでラストだったんですけど、回収できる可能性が少しでも残っているミッションは全部拾って行かないとね。
全力で楽しみたいなら、適当な理由つけて雑に妥協すんのだけはしない方がいいと思うんだよ。