実に6年ぶりの再訪。お久しぶりです魚藍亭。
横須賀中央を出てすぐ、若松マーケットにお店を構える魚藍亭さん。
6年前のアズレン横須賀スタンプラリーの時に、赤城のチキンライスを食べたお店です。
あの時は指揮官の皆様が大挙して行列ができており、1時間くらいは並んだかなと思うのですが、今回はありがたいことに僕一人です。
前回はコラボメニューを食べるために立ち寄りましたが、今回は横須賀海軍カレーに挑戦するために来ました。
魚藍亭さんは横須賀海軍カレーの認定1号店ということで、横須賀海軍カレーの攻略を進めるならまずはここからだろう、と思ったのであります。
1999年当時に魚藍亭の女将さんだった方が、町おこしの一環として旧日本海軍カレーのレシピをメニュー化して提供したのが横須賀海軍カレーの始まり、ということらしいです。
オーナー夫妻が亡くなり、お店は市内から若松マーケットへ移転し、当時も女将さんもいないわけですが、このお店にはレシピが残っていて、横須賀海軍カレーの提供は続いているわけなのですよね。
ならば、食べないわけにはいきますまい。
そうそう、こういうのでいいんだよ的なノスタルジックな粉カレー。
粉から作ったカレー特有のスパイスが際立つ感じと、粘りが強い感じが面白いです。
粉カレーは小学生か中学生の頃に調理実習で作ったカレーで食べて以来、久しく食べていなかったのでなんか懐かしいです。
そうそう、昔食べた粉カレーもこんな感じの食感だったわ。
チャツネというマンゴーやパイン、リンゴなどを煮詰めて作ったジャムなようなものがラッキョウや福神漬けと一緒に添えられているのですが、これは「海軍割烹術参考書」という海軍カレーのレシピが載った本にチャツネを添えるという記述が存在するから添えた、というものらしく、チャツネをどういう作法で食べたらいいものなのか?などに関しては記述がなかったらしいです。
船上では不足しがちな栄養分を補給するためのフルーツ要素だったのかな、とは思います。
とりあえずチャツネはカレーと一緒に口に含んで食べる、という感じにしました。
カレーに馴染む甘さで、相性は決して悪くないとは思うのですが、チャツネがあったからカレーがさらに美味しくなった、とも言えない感じ。
何とも言えない立ち位置の存在だなと思いました。
そうそう、こういうのでいいんだよ的な、近所に合ったらたまに食べに行きたくなる感じの家庭的な味のするカレーだなと思います。
辛さは抑えて、野菜や肉のうま味が溶けたマイルドな味わい。
間に牛乳をはさむとさらにマイルド。
僕は好きな味です。
赤城のチキンライス……お前、消えちまうのか?
6年前に食べた赤城のチキンライスはチキンの仕入れがうまくいっていないらしく、一旦メニューから外すしかなくなってるらしいです。
赤城のチキンライスも美味しかったので、販売再開できるといいなと思います。
アズレン指揮官の聖地的なお店でもあるよ。
魚藍亭の店主さんの御祖父さんは戦艦赤城に料理人として乗船していたことのある方だったそうで、実は赤城とゆかりの深いお店だったりします。
アズールレーンの指揮官たちから寄贈されたグッズなども並べられており、アズレンや赤城の聖地的なお店でもありますので、現役指揮官の方は横須賀中央にお立ち寄りの際、是非行ってみてくださいませ。