ダーナ・オピニーは純粋なソウルワーカー。
10人目のソウルワーカー「ダーナ・オピニー」はこれまで登場したどのプレイアブルキャラクターよりもソウルワーカーとして純粋な存在である、ということらしいです。
ハル、アーウィン、リリー、ステラ、イリス、ジンはかつて空白の中でカントによってデザイアエナジーを植え付けられ、デザイアワーカーとして欲望のまま破壊活動行っていたという過去を持ちます。
そんな彼らをロスカーが空白から引きずり出し、デザイアワーカーとしての人格を封じ、ソウルスピリットを与えて新たな人格を作り出し、上書きしたことでソウルワーカーへと作り変えられたのです。
チィはソウルジャンクが人間を取り込み、ソウルエナジーと人間の姿や人格を得るというイレギュラーな出来事によって生まれたソウルワーカー。
エフネルはニアソウルワーカーの体に、ヴェシの強大なデザイアエナジーをかけ合わせた結果生まれたソウルワーカー。
ナビは人工的に生まれた中途半端なソウルワーカーが、強い信念と欲望を確立させた結果生まれたソウルワーカーでした。
なので、元々デザイアワーカーだったり、ソウルジャンクとのキメラ体であったり、ニアソウルワーカーだったり、普通の人間だったりしていたのです。
純粋にソウルワーカーなのは、6年間の歴史の中で今回のダーナが初めてだったりします。
デザイアエナジーを体内に持たないキャラクター。
ダーナは基本的にソウルエナジーのみを体内に保有しているらしく、他のキャラと違ってデザイアエナジーを内包していないらしいです。
ダーナの持つデザイアエナジーは、ダーナとともにビスタに殺された人々のエナジーの集合体であり、ダーナ本人ではないらしいのですよね。
常にダーナの陰に潜んでいて、ダーナを守るために一緒に戦ってくれます。
デザイア覚醒の時は、ダーナの体に一時的に憑依したデザイアエナジーの集合体の意識に切り替わります。
僕が純粋なソウルワーカーという言い方をしているのは、そういう性質のキャラクターだからです。
天才博士、リーヴによって作られた新たな世界線。
ダーナの世界線は「ダーナを救うために、リーヴによって作られた新たな世界線」でした。
ネッドカンパニーのリザレクションプロジェクトによって作られたエフネルの世界線に少し似ていますね。
この世界線はアンブラプロジェクトという、リーヴが開発したセカンドステアをエナジーに分解し、データ化した世界です。
リーヴは奇跡的にビスタに殺された人々の中から、ダーナを蘇生させることに成功したものの、彼女の意識を目覚めさせることができませんでした。
しかし、アンブラプロジェクトによってデータ化され、再構成された世界の中でダーナを覚醒させることに成功したのです。
ストーリーの時間軸はグラスカバーキャンプ編あたりからで、他のソウルワーカーと似たような道をたどる流れになるのですが、ダーナ編ではディプルス・ホライズン終盤の世界統合は発生しません。
また、ウエストウォー編のリザレクションプロジェクトでも世界統合は発生せず、エフネルは統合されないまま目覚め、ダーナの協力者になります。
テネブリスとの最終決戦後に世界の統合が発生し、統合世界では既に死亡が確定していて、本来存在してはいけないイレギュラーであるリーヴ博士は世界から消去されてしまいます。
決戦後まで世界統合は発生しないので、テネブリスはダーナとリーヴ、西部スタリーフォレストとニヒルキングダムの連合軍だけで討ち果たします。
リーヴの度重なるルートの誘導により、ハル達のいる正規の世界線とルートが重なったため、テネブリスとの戦いの後に世界統合が発生しました。
リーヴはダーナと一緒にいたい、という気持ちを必死で押し殺しながら、ロスカーの「予定」と重なるようにダーナを導きました。
その結果、ロスカーの予定の中では、リーヴはビスタに殺されて既にこの世に存在しないイレギュラーな存在である、ということが確定してしまい、統合発生の際に世界のバグとして消去されてしまったのです。
アルカディアレルム編以降はハルの世界線に統合されますが、ダーナとリーヴの行動の中で、ロスカーの予定と重ならなかったイレギュラーな箇所は統合されませんでした。
そのため、NPCキャラクターたちの記憶にダーナやリーヴと過ごした記憶は統合されず、誰もダーナのことを覚えていませんでした。
リーヴという存在。
リーヴはロードズ四星三森の四星の一人だった人物です。
LXTに匹敵する数々の技術提供によって人類に多大な貢献をした天才で、その才能をもってロードズの星となりましたが、その能力を疎んだほかのロードズの星、特にアヤメによって彼女の手柄は常に隠されたり、横取りされていたため、リーヴの貢献が明るみに出ることは一切無く、周囲からは実績も人望もない無能な星であるとされていました。
リーヴはチェリーブロッサムの土地からビスタを救い出し、自身で保護してビスタに生きる力を与えるべく教育を施しました。
そして、5年しか生きられない改造生命体であるビスタの寿命を延命するための研究に心血を注いでいましたが、その間かまってもらえず、放置されていたことに恨みを抱いたビスタに、腹いせに殺されてしまいます。
ちなみに、後にこのビスタの衝動的な行動を扇動したのは、見解の相違からリーヴの存在を邪魔に思っていたアヤメであったということがハイツから明かされます。
現在、リーヴはビスタによって研究実験用の素体として囚われているため、今後のエピソードではレイドボスなどで再登場する可能性は高いとみています。
アンブラプロジェクト
アンブラプロジェクトはアヤメがリーヴに開発させていた、セカンド・ステア全体をエナジーに分解し、データ化して稼働させて、人類を神の干渉から離れた場所へ切り離す、というものです。
データ化した世界の中へ人類の楽園を作り出し、その中で永遠の幸福を与えてやることが人類にとっての救いであり、ロードの望む人類への救援であるとアヤメは考えていました。
そして、ビスタに殺される直前、リーヴはこのアンブラプロジェクトをダーナを救うために独断で起動し、セカンド・ステアをデータ化して再構築しました。
ストーリーをフルで楽しみたいのなら、まずはハル編から。
ダーナ編はアンブラプロジェクトによって作られた特殊な世界線です。
加えて、アルカディアレルム編のエピソード1では、ダーナは他のメインキャラクターたちと一切絡まずに終わってしまうため、正規ルートの話の流れにほとんど触れないままです。
基本的にどのキャラクターの世界線もハルの世界線に統合されるため、ストーリーを理解したいのならまずはハル編を遊ぶのをお勧めします。
アーウィン、リリー、ステラ、イリス、ジンの世界線はおおむねハル編と共通した流れになっているため、こちらのキャラクターで初めても構わないでしょう。
次は、リザレクションプロジェクトやニアソウルワーカーをより深く知る上で、エフネル編を遊ぶのがおススメです。
エフネルは二回目の世界統合に関わる重要なキャラクターです。
そして、アヤメやビスタ、第三世代型ソウルワーカーなどが登場し、シーズン2の序章とも言える内容になっているので、ナビ編も是非押さえておきたいです。
という感じで、最短でストーリーを深堀りしたいのならハル→エフネル→ナビ→ダーナがおススメです。
ちなみにチィは生い立ちが初期勢の6キャラクターとは違うイレギュラーな存在ではありますが、1回目の世界統合で合流するキャラクターなので、触れても触れなくてもいいかなと思います。
ただ、メインルートであるハルとはストーリー展開がわりと異なるため、ハルの代わりにチィを遊ぶ、というのはあまりオススメではありません。
チィもハル編を遊んだ後に遊ぶのがおススメです。
と、書きましたが別に絶対ではないし、好きなキャラで遊ぶのがいいとも思います。
あくまで、時系列順にお話を楽しみたいならオススメの流れですよってだけです。
そんな感じ。